2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

民訴から

後訴の訴訟物が前訴訴訟物と同一の場合の他、実体法上矛盾関係にある場合、前訴訴訟物の存否の判断が後訴において先決関係にある場合には既判力が作用する。 既判力による遮断効 Yは前訴で売買契約の成立が認められたことに対して控訴することなく、後訴にお…

刑法H22をもう一度

結果との間に因果関係がないから、殺人未遂 甲の行為は一般人からすれば死にかけている人を放置しているのであるから、人の死という結果発生につき、現実的危険性を有する。 運命に委ねるという言葉のみで、殺意があるとするのは、困難である。 他の事情と相…

民法予備H30

履行補助者の使用により活動領域を広げ利益を得ている以上、使用者は履行補助者を使用したことによるリスクについて責任を負うべきであり、履行補助者の故意過失は使用者の故意過失と同視できる。 しかし、一定の独立性が認められる履行代行者の場合は、選任…

民訴から

既判力は主文に包含するもの、訴訟物についての裁判所の判断に生じ(114条1項)、判決理由中の判断には及ばない。 例外として、判決理由中の判断でも、相殺のために主張した請求の成立又は不成立の判断はについては既判力が生じる(141条2項) 請求債権の存…

初秋、商法予備H23、憲法予備H23

所有権的構成 目的物の所有権は譲渡担保権者に完全に移転する。移転を受けた権利を担保の範囲内でのみ行使が許されるという債権的制約を受ける。 担保的構成 担保的側面の重視から、担保権者は所有権ではなく、担保権のみ取得する。 ただし、登記は譲渡担保…

基礎演習行政法がよい

いろいろな人がいろいろな本を薦めてくる。 自分は、この本と予備過去問を題材とした実戦演習行政法、合格思考、行政ガール、判例のためのエンシュウ本、論パタでいいと思う。 私人間効力が問題となるときは、違憲性の推定が働かないため、正当化の論証にな…

商法H24、行政法H20

なかなかいい問題。 書士試験の記述の問題の解答時間が30分だから、その4倍の2時間で答えるにはちょうどいい。短答の知識があれば構成をはずすことないから、その基礎知識の確かさと、現場で条文をひけること、ぱらっと組立のイメージができること。 前半の…

刑法から

3コマ連続だと、集中力低下、著しいので、2コマ勉強したら、仕事。 問題文の変換= Vが救命される可能性はほとんどなかった⇒これ以降は過失的なものが発生しても、救命可能性がないので、作為義務、結果回避可能性、結果予見可能性がない。 Vの死因は~ 結果…

継続

法令審査をするなら、審査対象は立法事実。 処分審査なら、処分の対象となる法律(準)あるいは事実行為を構成する要素である司法事実。 大学とは、学生の教育と学術の研究 直接適用でいいが、私人間効については1行程度触れること。 表見法理の適用が否定さ…

ワールドカップ開幕

ロシア戦を見ながら、ビール飲みすぎ。そのあと、無駄にテンションあがってしまい、いきおいでアホなトレードをしてしまう。 二日酔いみたいな感じで午前中は、論パタを聴くのが精一杯で、午後も同じで、夜になったら、憲法民法刑法でお終いか。 明日はきち…

商法予備H23から、行政法H19、刑法H22が面白い

取締役会の開催に当たり、取締役の一部のものに対する招集通知を欠くことによりその招集通知に瑕疵があるときは、特段の事情がないかぎり、右瑕疵のある手続に基づいて開かれた取締役会の決議は無効となる。 しかし、368条1項の趣旨は取締役の取締役会への出…

刑法から、刑法予備H27、憲法予備H23

被欺罔者が第三者に手渡した場合でも、欺罔者に直接手渡した場合と同視できるのであれば、交付させたといえると解する。 財産罪なので、財産上の損害を要するが、 欺かなければ交付しない財物の使用収益処分権の喪失という個別財産の損害 があるか。また、80…

刑法から、択一的認定、行政法H25

発火装置を設置した行為は 法益侵害の惹起の危険性を有する 焼損とは火が媒介物を離れて目的物が独立して燃焼を継続するに至った状態 共同正犯 共同実行の意思と実行行為 連絡で一部が行えば、共謀 放火罪の処罰根拠は、不特定多数人の生命、身体、財産を保…

刑法予備H30

このレベルなら書けるようになる。仕事をしながらということを考えると、過去問、エンシュウ本、予備シケタイ、民訴はロープラ、行政法は実戦演習、刑訴はエクササイズ、といった+1に絞った教材で予備は乗り切る。 論パタの条解を聴く時間もないのだから。 …

作戦修正

シケタイもやる。 民訴S61 裁判上の自白 口頭弁論期日又は弁論準備期日における相手型の主張と一致する自己に不利益な事実の陳述 効果 主要事実について、証拠調べの必要がなくなる。裁判所に対する拘束効、当事者に対する拘束効 不利益とは、相手が証明責任…

民訴から

明日は実家に行くので、勉強はできない。その分今日はいつもどおり。 予備試験までに7~8周、教材を回しておきたい。 あと、書くトレーニングをしておかないと、本番で書けない。 教材は絞り込むこと。 インプットは分からなかったら、教科書を読むくらいで、…

ロープラ民訴、エクササイズ刑訴

訴訟物 原告の特定された審判の対象 訴状における請求の趣旨、原因の記載によって訴訟手続の当初から特定 同一の事実関係・法律関係を基礎としてどの範囲の請求権が単一の訴訟物として考えられるか。 損害の種目 慰謝料、治療費、逸失利益 同一事故により生…

民訴から

A国 国債 B銀行 債券管理会社 印刷 利払いしない B銀行 民事訴訟において、他人の権利や法律関係について訴訟追行するには、代理と訴訟担当。代理は他人を当事者として、本人がその代理人として訴訟追行して、訴訟担当は他人を利益の帰属主体としながら、本…

民訴から、エクササイズ第6問、商法H22年リターン、行政法予備H27

確認の訴えの訴訟要件として、確認の利益が必要であり、確認の対象が理論上無限に存在さするからである。 具体的な紛争解決に必要な訴えに限定するために、①確認訴訟の手段として適切か②確認対象の適切性、③即時確定の利益はあるかを検討すべきである。 ① 例…

多忙でやばい

仕事が多くて、勉強時間がなく、このままずるり? 既判力とは、裁判が形式的に確定すると、その内容である一定の標準時における権利関係まあ派法律関係の存否について裁判所の判断がそれ以後その当事者間において同じ事項を判断する基準として強制通用力をも…

台風一過

原告は訴えを提起するに当たり、被告を特定する必要があるが、具体的には訴状に被告の法定代理人を記載しなければならない。(133条2項) 当事者法人である場合には、法人はその代表者によって訴訟追行するところ 民事訴訟法法定代理人に関する規定は法人の…

点はつくだろうけど、民訴H15、商法H22

宗教団体とは、特定の宗教の信仰、礼拝、普及などの宗教活動を行うことを本来の目的とする組織ないし団体(H050216) 20条1項後段 特権付与か 89条前段 公金支出か 20条3項 宗教的活動か 政教分離 多数派宗教が政治権力をもつと、少数派宗教に対する間接的な…

ぐったり、統治H10から、続いて民訴予備H29

仕事で疲れてしまい、昨日は3コマやったあと、論パタ2コマでお終いだった。 仕方ない。 抗弁は積極的に事実を主張して、相手方の主張事実を争う点で積極否認と類似するが、抗弁として提出する新たな事実は自己が証明責任を負う点、相手方の主張事実と論理的…

グッドモーニング、民訴、続いて憲法H20

実質的証拠力 真正に成立した文書がその内容により係争事実の真否について、裁判官の心証形成に与える影響の効果実質的証拠力という。 処分証書は真正に成立したと認められる以上、その内容である意思表示、又は陳述がなされたものと認められる。 したがって…

弱いところに時間をかける

統治は論証をまずは覚える。 考え方。 措置法 特定の人ないし事件についての規律であり、措置法である。 措置法は権力分立(41条、65条、76条1項)、ないし平等原則(14条1項)に反するのではないか。 まず福祉国家の理念(25条以下)から、行政権が肥大化し…

民訴から、憲法統治がやばい、商法H28

責問権 当事者は適法かつ適正な手続で自己の権利を実現する利益を有する。 裁判所又は相手方の訴訟手続法規違反の行為、こと方式違反の行為に対して異議を述べ、その効力を争うことができる当事者の権能 責問権の放棄の対象とならないのは、公益性の強い規定…

民訴から、合格思考行政法

単純併合 予備的併合 第一次請求が認容されないことを慮ってその認容を解除条件として第二次の請求についても審判を求める。 選択的併合 数個の請求のうちいずれか一つが認容されることを解除条件として併合審判を申し立てる。 併合審判の要件調査 審理の共…

民訴テキスト、刑訴H27、合格思考行政法、商法H27

訴訟能力とは、自ら単独で有効な訴訟行為をし、また裁判所および相手方の訴訟行為を受けることのできる能力。 訴訟は実体的権利の形成・処分をする手続きであるから、訴訟能力は法上の行為能力を基準として決定される。 行為能力者は権利能力者。 未成年者及…

民訴と憲法統治はテキスト、刑訴予備H26

訴訟とは国家機関が紛争ないし利害の衝突を強制的に解決、調整するために対立する利害関係人を関与させて行う法的手続である。 例示 交通事故 民事事件として、不法行為(民709条)に基づく損害賠償請求事件 行使するかは自由 私的自治の原則 裁判所を利用し…