残りの人生、その時間配分

 5月末から予備試験の勉強を開始した。鏡に映る自分を見ると、いまから始めるのかという思いも浮かぶ。10年司法書士をやってきて、そこそこお客さんもいたり、家族のこととか、考慮すべきことは多いが、まずは予備試験まではやってみることにした。改正法の勉強にもなるし(研修で話聞いても、やっぱり自分で条文引かないとダメ)ね。

 

 仕事のうち、事務作業は超圧縮と土日もやることにして、お客さんや関係者対応についてはいままでどおり。 受験勉強という個人的な事情だから、甘えてはいけない。

 

 まずは、短答をということで、6月までに、民法と商法以外、1周したところ、だいたい6割。だいぶ細かい知識は落ちているけど、司法書士試験ほど細かくないので、本試験まで5回(間違えたところ中心)回せば行けるかもという感じもした。民法と商法は気晴らしに行っているジムでのウオーキング中にやることにした。 今にして思うと、司法書士試験合格者は株式交換、会社分割、合併、新株発行、本店移転、役員変更とか、合格時には大体登記申請書、書けてしまうくらいに、実体法手続法を覚えているのだから、そこだけはたいしたもんというか、実に大変だった(汗)。

 

 6月から論文の勉強について、情報収集した。合格者さんのブログは濃いのも薄いのもあり、まあ、かなりアフィリ狙いが多い。結局、名前を出さない人は本当の合格者かどうかも分からんし、下位合格者かもしれない。考えている人ほど、濃く熱い文が多いのは有意。

 

 作戦は常に変更していくけど、予備試験については、厳選した教材を繰り返しやることにした。行政法行政書士試験のときに(高い登録料だったけど、すぐ抹消した、兼業無理だった)、行政法を読んだ記憶があるくらいで、抵抗感はなかったが、刑訴は?だった。

 刑事で無罪を勝ち取ったことがある友達に伝聞を教えてもらいたいくらい頭が痛い科目で、まずはテキストや基本の演習書で試験に問われる形で知識を入れていくことにした。 

 民訴は実務では保全、本訴、執行までやったことがあったので、イメージはつかみやすいけど、伊藤塾の教科書厚すぎて、認定のときに読んだ書記官用の講義案を引っ張り出して読み直しをすることにしたが、これだけでは過去問を見ると、答案書けない感じがしたので、判例集として、Law practiceというのを買ってきて、併読。

 刑法はテキスト読み直し先行、なんといってもタームが久しぶりで、そこからという感じだった。

 商法は手形法をやらないといけないから、柴田先生のS式、伊藤先生の入門講義テキストの部分を読んで、あとはいきなり問題をやろうかなと考えている。同時に、条文の整理しなおしだなと。

 

 民法については、テキスト読んで、それから過去問を解くというか、挑むというか、やってみることにした。もっとも、辰巳で予備試験民法1位の方のYTを見ると、あれ~、実務なら普通に考えつく論点ばかりだし、教科書にも全部書いてあること書くというか、置いていけばOKなのかなと。

 行政法行政書士試験とはもう保育園と大学入試の違いがあるけど、面白いと思えたので、いいテキストが見つからないので(伊藤塾のは買ったが、辞書的使用)、いきなり過去問をやることにしたら、これがまるで、始めて筋トレやるみたいな、心地よい疲労感で、やれば必ず成長する筋肉みたいに、でも工夫しないと成長速度が遅い筋肉みたいな、楽しい科目になりそう。

 で、憲法である。まずは、テキストを読んだ。その次に何をやろうかと思って木村先生の本と岡山大学のローの先生が書いた本を読んだら、これもかなり筋肉痛というか、受験レベルでここまで求められているのか不明と思って、憲法ガールを読むと、またちょっと違ったアプローチだったので、テキストで基本知識を入れ直しつつ、憲法答案の型を覚えるトレーニングをしようと考えた。

民事と刑事は来年!